PVCとBPAについてしっておくべきこと

PVCとBPAについてしっておくべきこと

PVCとは?

PVCとして知られるポリ塩化ビニルは、わたしたちの健康と環境に最も有毒なプラスチックであると考えられています。「有毒プラスチック」とのニックネームがあるくらいです。PVCは床材やパイプから、医療機器や食品包装に至るまで何にでも、もちろん、こどものおもちゃにも使われています。

純PVCは57%が塩素(製造時に深刻な汚染を引き起こす有毒物質)から成ります。PVCは塩素から作られる唯一のプラスチックです。加えてPVCは、安定した便利な商品となるために、鉛のような重金属、内分泌撹乱性フタル酸、また難燃剤を含む有毒添加物を必要とします。これらの添加物はPVCの使用時また処分時に放出されます

PVCの危険

フタル酸とは、PVC製品を可塑化したり柔らかくするのに使われる化学製品であり、使用によって空気中に放出されます。フタル酸はほこりに付着し呼吸によって体内に取り込まれることがあります。アメリカ合衆国議会はフタル酸のおもちゃへの使用を禁止しています。それでも、学校の用具、床材、その他の製品に含まれるフタル酸は今でもこどもたちの健康を脅かしています。さらに、研究によりPVCとフタル酸は呼吸障害への影響が関連付けられています。

BPAとは?

BPAはビスフェノールAの略称です。BPAは特定のプラスチックや樹脂の原料となる化学物質として1960年代から使用されています。

BPAはポリカーボネートプラスチック(PVCを含む)とエポキシ樹脂の原料として使われます。ポリカーボネートプラスチックは水筒など食品や飲料品を保存する容器に使われています。また、他の消費者向け製品に使用されることもあります。

エポキシ樹脂は、食品缶、瓶のふた、水道管といった、金属製品の内部のコーティングに使用されます。ある種の歯科治療や合成物にもBPAが含まれることがあります。

BPAの危険

いくつかの調査によると、BPAで製造された容器から食品や飲料にBPAが染み込むことが明らかになりました。BPAは脳や行動、退治、幼児、そしてこどもの前立腺への影響があることなど健康への害をもたらすことがあります。さらに、BPAと高血圧との関連の疑いも報告されています。

こどもたちを守るために

PVCフリー、BPAフリーと表示された製品を探しましょう。または、製品を直接チェックしましょう。PVCはリサイクルコード3のマークまたは「PVC」と表示されています。そして、すべてではありませんが、リサイクルコード3または7と表示されたいくつかのプラスチックはBPAからできている場合があります。

ASTMインターナショナル(ASTM)表示を探しましょう。この表示がある製品は、米国の安全基準を満たしていることを意味します。

 

クアドロは?

クアドロ製品はPVCフリーなので、フタル酸も含んでいません。BPAフリーで安全なプラスチックと考えられているポリプロピレンのみを使用しています。ポリプロピレンはリサイクルコード5または「PP」の表示で見分けられます。